しおのめも

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梅雨はヘルーなのかな?

ようやく近畿地方も梅雨入りしました。梅雨って英語で何って言うんだろうとふと思って調べてみたら、East Asian rainy seasonというらしいです。あんまり深く考えたことがなかったけれど、つまりは雨季のことなんですね。

 

ちなみに梅雨の定義は気象庁よくある質問によると

気象庁では「梅雨」を「晩春から夏にかけて雨や曇りの日が現れる現象、またはその期間」と定義しています。このため、梅雨前線が原因でない雨であっても雨が続く場合は梅雨明けとなりません。

 と書かれていたので、梅雨前線が原因によって雨や曇りの日が現れ始めたら梅雨だということのようです。

 

私のような一般人的には、新聞やテレビで「梅雨入りした」ということを知るか、6月に入って何となく天気予報を眺めたときに雨の日が続いていたら「そろそろ梅雨か」と思うくらいで、梅雨前線の行方はあまり気にしたことがありませんが。

 

 ヨルダンはちょうど私が行っていた時期(12月~3月)は雨が多い時期でした。ヨルダンはちょっと温帯、ほぼ乾燥帯(ステップ気候と砂漠気候)の国です。私が暮らしたことのある首都のアンマンと地方都市のアジュルンはステップ気候で年間を通して降水量は少なく、雨季には少量の雨が降ります。

 

四季も一応あります。短い春、夏、短い秋、冬です。「短い」っていうのは、日本に比べると、「短い」です。日本と同じなので、12月~3月は、ちょうど冬でした。冬は冬なので、中東=砂漠=暑いのイメージがありますが、日本と同じくらい寒い!地域もあって、そこでは雪も降ることがあります。

 

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写真:雨の多く降った日にアジュルン城から見た景色。本当はここからキレイな景色が見えるはずだった…

 

雨が降ると、ヨルダン人は「ヘルー」って言います。ヘルーは「かわいい」とか「いいね」っていうような意味合いで使うことが多い言葉です。

でも雨のヨルダンって、排水が上手くいっていないのか道路は冠水するから靴はびちょびちょになるし、その道路は凸凹なので水たまりだらけだし、走っている車のそばを通れば容赦なく泥水がかかるし、私が使っていたミニバス*1の本数が減ります。あんまり良い思いをしません。

 

私はいつもヨルダン人が「今日は雨が降ってるね~。ヘルー!」なんて言っているのを聞いて、「ハハハ」と愛想笑いをしながら「どこがヘルーやねん!」って心のなかで突っ込んでいました。

 

水資源の不足に悩まされ、年間の降水量は日本の15分の1くらいのヨルダンにとっては恵みの雨なのかもしれませんが、なぜヨルダン人は雨をヘルーというのか…真相はよくわからぬまま、聞けずじまいです。今度、行けたら聞いていたいことの一つです。

*1:時刻表などない、席がある程度埋まらないと出発しない